トイレだけの単独槽は減ってきていると思います。ここでは台所などからも排水が入る合併浄化槽について紹介してみます。 浄化槽というのは、水中の微生物によって汚物を分解するものです。一つのタンクは中で大きく二つに分かれています。 最初に汚水が入ってくるのは酸素の要らない微生物が居る嫌気ろ床槽です。汚物分解には嫌気性微生物がよく働きます。大体の汚れをここで分解し、次に曝気(ばっき)槽に水が流れます。 曝気槽では酸素を使う好気性菌が働いて水だけの状態にしてくれます。モーターで空気を送っているのはここの部分です。 機械を入れているわけでもないのに、下水に直結していて良いのはこういう流れだからです。 ちなみに分解しているのに汲み取りにくるのは何故?と思われるでしょうが、増えた菌が溜まってしまうというのがあるのです。 いかがですか?微生物がとても重要なのがご理解いただけたでしょうか。 だからこそ、あまり強力な薬品は流せないのです。またトイレでの紙の使い過ぎや台所で油や残飯を流してしまう行為も負荷をかけます。
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