グリストラップの状態 | お手入れ | 適合度 | 十分深く、排水の滞留時間がある。 | a放置している | ○効果はありますが若干の対策でもっと良くなります。 | bゴミを取っている | ◎はっきりした効果が期待できます。 | 容量も小さく、排水の滞留時間が短い。 | a放置している | ?そのままでは難しい。上手く作用するにはいくつか対策が必要。 | bゴミを取っている | △臭い対策は可。スカムには追加や他の対策が必要です。 |
※極度に油(スカム)の多い場合はやはり能力を超えます。初回使用時には捨てるべきですが、油が毎日大量に流入する場合は固形剤の増量が必要です。 「バクテリアで環境浄化」でもご紹介していますが、グリストラップに負荷がどの位かかっているかです。とにかく浅いトラップや容量に対して排水量が多い場合は滞留時間が短いので効果が出にくいのです。負荷が大きければ何かしら対策が必要です。以下に対策を挙げてみました。 方 法 | 具体策 | 理 由 | 効 果 | お手入れで対応 | ゴミは頻繁に捨てる | 負荷を減らします | 油、臭い分解の効率を上げます | グリストラップの中を攪拌する | バクテリアを良く散らします | 槽全体で均一な効果を出します | 殺菌性の洗剤を控える | バクテリアを死なせない | バクテリアをちゃんと増殖させる | 使用するもので対応 | 固形剤の追加 | 足りない | 分解が順調に進みます | 固形剤の変更 | 分解物の傾向が違う | 汚泥が多いなどの時効果を出します | 純植物性洗剤の使用 | バクテリアの餌になる | 触媒の様に効果がアップします |
グリストラップでは浮いているスカムが目立ちますが、汚泥も問題です。 例えば毎日排出しなければならなかった現場で、汚泥が激減すれば0でなくてもほとんど排出しなくて良くなります。 また臭いが減ることで、お店の営業中にトラップを開けて作業しても臭わないので時間を気にせず作業できるようになります。この違いは大きいのではないでしょうか? |