ブログ風のページ・野○○

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山で脱糞というと「キジ撃ち」という隠語があるが、もしかしたら死語だろうか。本のコーナーで前に紹介したのだが、キジ撃ちの達人の本は本当に凄い。ご本人はモロに「野○○」と言っているし、自らを「糞土師」と名乗っている。
 元々は世間への反発から始めたというが、コケやキノコの写真や環境問題と絡めて途中からはもう「修行」の様になっていった。トイレを使わず“連続千日”というのも、「大願成就には欠かせない」という理由で始めてしまったのだから常人にはついて行けない。
 自然愛と探究心がくっ付くとかくも恐ろしげな、いや楽しげなことになってしまう。講演までこなす野○○のリーダーになってしまっているし、一度離婚しても野○○(正しくは本)が縁で再婚してしまう。賛同する人も増えているそうだが、会合の打ち上げパーティーには台湾の「トイレレストラン」も真っ青の料理が出されている(詳細に書くと吐く人が居るかも)。これも道を究める人の特徴だろう。
 しかも野外で蚊やダニ、その他に負けずひり出しているだけではない。その出したモノの変化を克明に記録し、集まる生物の分解能を確認。臭いや味にまで言及している。これは生物学者もたまげる実行力ではないだろうか。正に“臭い立つ”研究成果。
 一方で、登山者の増加で山のトイレの処理能力は飽和状態。著者は脱水洗トイレを言うのだが、やっぱり分解力の低い高山や低温地帯では控えた方が良さそうだ。
 この前代未聞の挑戦と研究については是非本を読んでもらいたいが、堅苦しいどころか随所に笑いの地雷が仕込まれているから人前では読まないことだ。登山に持って行って雨の日の小屋籠もりで読めばまた気分も変わるかもしれない。で、仲間と○○○の話で盛り上がるという…。



10年5月16日