ブログ風のページ・オカネその92

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 「無料のダイヤ」は“盛況”だったらしいが、ネットに“まとめ”の記事が出ていた。ドン小西さんによると結果については二つあるという。
 まず宣伝効果。2500万円分放出したが、場の演出や取材でそれ以上の広告効果を得られたのだろうか。「話題作り」という手法だが、この点では成功と評価している。
 で、フランスの名門ブランドとしてはイメージダウンだったという。確かに、近所のスーパーの売り出しと同じ手法。銀座、青山というとブランド店が来ているが、「出店しました」だけで充分なのがブランド。わざわざやらなければいけなかったのか。
 ただ一番突かれていたのが客の騒がしさだった。社長さんはニューヨークではこんなことはなかったというのだが、日本は違う。“特定の層しか行かない雰囲気”というのは通用しないのだ。
 イベントとしての成否では主に宣伝効果を見るから、それなら良かったかもしれない。でも、指輪などに加工して多少なりともお金を回収しようとしても、ほとんどの人が単にダイヤだけもらって帰ったという。売上につながらないわけだ。これは痛い。まあ大混雑で加工依頼をするのも面倒というのはあったかもしれないが、「その後」はどうだろう。不況で宝飾品を買わなくなっている中、店ができても行かないと思うのだ。地代は安くなっているが、今時わざわざ出店する必要があったのか。
 ここで海外展開での注意点が見られたわけだ。現地の国民性を考えて展開しないといけない。スタイルを変えないのがブランドかもしれないが、それは商品だけにして営業は変えないと無理だろう。同じことは製造業にも言える。中小企業が海外に出難いのは、戦略にまで手が回らないからではないか。
 今回儲かったのは、ダイヤや引き換え券を転売した庶民だけか。このお店こそ、3ステップ集客法などをすべきだったのかも。


09年6月7日